三菱UFJ不動産販売と聞くと、何を想像しますか?
三菱UFJ不動産販売は、三菱UFJ信託銀行の不動産事業領域が法人化した不動産仲介会社です。
イメージキャラクターの「ピーターラビット」を起用しており、町の看板や新聞の広告などで目にしたことがある人も多いと思います。
今回は三菱UFJフィナンシャルグループの不動産会社である「三菱UFJ不動産販売」の特徴を解説します。
三菱UFJ不動産販売ってどんな会社?
三菱UFJ不動産販売株式会社は、三菱UFJ信託銀行の不動産事業領域が法人化した不動産仲介会社です。
1987年に設立されています。
三菱UFJフィナンシャルグループの膨大な顧客網、サービスから多くの優良顧客を抱えています。
従業員数は約1,000名で、東京を中心に首都圏エリアに26店舗、名古屋に3店舗、関西に7店舗を展開しています。
関東から関西までを対象に数多くの不動産を扱っております。
2018年の仲介件数は5,569件、売上高は195億円で、業界では第6位の規模の不動産会社です。
銀行系列の不動産会社では、三井住友トラスト不動産が売上高205億円(業界第5位)、みずほ信不動産販売が売上高150億円(業界7位)です。
同じ銀行系列の不動産会社で5〜7位の激しい競争をしています。
三菱UFJ不動産販売は、売買仲介・事業用不動産の仲介をメイン事業としています。
住宅の売買仲介では、全国に36ある店舗のネットワークや地域密着を強みとしており、個人の住み替え、自宅の購入などが得意です。
事業用不動産の仲介では、三菱UFJ信託銀行とも連携して、遊休不動産の積極活用や資産の入れ替えなど、コンサルティング業務を行っております。
三菱UFJ不動産販売の特徴
三菱UFJフィナンシャルグループの一員である三菱UFJ不動産販売は、グループ内で不動産に関する案件が発生した場合は、三菱UFJ不動産販売が窓口として対応します。
三菱UFJフィナンシャルグループはご存知の通り、日本最大の金融グループです。
そのため、膨大な数の案件が三菱UFJ不動産販売に下りてきます。
店舗数では、三井のリハウスや東急リバブル、住友不動産販売より少ないですが、一店舗あたりの売上高は約3億6,000万円と業界屈指の高さです。
業界第1位の三井不動産リアルティでも約3億円と言われているので、三菱UFJ不動産販売の実力の高さが伺えます。
また、この事実を知って、意外に思う人も多いのではないでしょうか。
三菱UFJ不動産販売が運営する「住まい1」とは?
三菱UFJ不動産販売が運営する「住まい1」とは、野村の仲介+が運営する「ノムコム」と同様に、三菱UFJ不動産販売が自社で提供する不動産サイトです。
不動産サイトとしてのクオリティは、ノムコムには遠く及びませんが、物件検索をした際に、物件概要だけではなく物件の写真が充実していることがメリットです。
また、特集ページも組まれており、例えばタワーマンション特集や南向きマンション特集、リフォーム工事済など、購入を検討している人にとって使い勝手がいいページレイアウトになっています。
その他にも、エリアごとに住みよさランキングが掲載されていたり、そのエリアの特徴、歴史、人口や学校の数などについても詳しく掲載されていたりするので、不動産を購入する際に、有益な情報が多いです。
不動産売却を検討している方は、住まい1で物件の相場を確認することができます。
三菱UFJ不動産販売が抱える顧客がそのエリア、価格帯で何名いるのかなども算出してくれます。
自分の物件がどれくらい需要があるのか把握するのはとても便利です。
サイト全体としては、物件を売却する際よりも購入する時に効果を発揮する構成になっていますので購入を検討している人にとっては便利なサイトです。
三菱UFJ不動産販売の強み・弱み
三菱UFJ不動産販売の強み・弱みについて確認していきましょう。
三菱UFJ不動産販売の強み
三菱UFJ不動産販売の最大の強みは、三菱UFJフィナンシャルグループの一員であるということです。
グループの不動産案件は三菱UFJ不動産販売が請け負うことが一般的です。
三菱UFJフィナンシャルグループの膨大な顧客網を活かして成果を上げています。
このような背景もあり、三菱UFJ不動産販売は、テレビCMやウェブ広告で新規顧客を捕まえるようなマーケティングはほとんど行っておらず、三菱UFJフィナンシャルグループの既存顧客の案件化に注力しています。
その一方で、良い物件を持っている場合は、三菱UFJ不動産販売に売却を依頼すれば、三菱UFJフィナンシャルグループの豊富な顧客網にダイレクトで紹介してもらえるので、早期成約の可能性が高まる点は三菱UFJ不動産販売の強みと考えられます。
三菱UFJ不動産販売の弱み
三菱UFJ不動産販売の弱みは、強みの裏返しになりますが、三菱UFJフィナンシャルグループの案件に頼りがちなポイントです。
三菱UFJ不動産販売の各店舗のサイトに掲載されている販売情報が少ないので、初めてのユーザーにとってはお世辞にも魅力的とは言えないです。
グループ内の大型案件が売上の中核になっていると考えられます。
また、営業スタッフも銀行系列ということもあり少し堅苦しい部分があり、柔軟に対応してくれる方が少ない印象です。
スタッフの年齢層が高いので、レスポンスのスピードや新しいことに対する適応力は、他の不動産会社と比べて見劣りするところがあります。
三菱UFJ不動産販売の評判・口コミ
三菱UFJ不動産販売の利用者による口コミや評判は、今後サービスを利用する上で参考になるのでいくつか紹介します。
今回は「Yahoo知恵袋」「NAVERまとめ」「Twitter」より三菱UFJ不動産販売について参考になる口コミ・評判を抜粋しました。
三菱UFJ不動産販売の利用者による良い口コミ・評判
- 三菱UFJ不動産販売に依頼したら想像以上に高く売れた
- 首都圏の不動産の知識が豊富
- 真面目な営業マンが多い
三菱UFJ不動産販売の利用者による悪い口コミ・評判
- とにかくレスポンスが遅い
- 大型案件にしか興味がない
- 営業マンのヤル気がない
三菱UFJ不動産販売で不動産査定するまでの流れ
三菱UFJ不動産販売に所有する物件の査定を依頼する場合は、まずは電話、メールで問い合わせるか、三菱UFJ不動産販売の店頭にて直接売却を希望することを伝えることです。
マンションであれば、同一マンションや近隣の類似物件から査定価格を算出してもらえるので、数日で査定価格の連絡が入ります。
三菱UFJ不動産販売の店舗の所在地に合わせて、首都圏は東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、中部は愛知と三重、岐阜、静岡、関西は大阪、奈良、兵庫、京都、滋賀を対象にしています。
関東から関西まで合計14都府県に対応できる体制が整っています。
また、住まい1からも査定依頼することができるので気になる方は利用してみてはいかがでしょうか。
不動産価格が下落中!?売却を検討している方はお早めに!
不動産価格は景気の動きに大きく左右されます。
公示地価のグラフを見ると、景気の先行指標といわれる株価の動きと同じような形を描きながら少し遅れる形で推移していることからも明らかです。
問題は景気後退の時期です。
消費増税への反動減対策が切れる時期と、オリンピックの終わりがちょうど重なる2020年夏を境に景気が悪化し始めるという見方が大勢です。
実は、不動産の価格下落はすでにスタートしています。
「かぼちゃの馬車問題」に代表されるように、資金力の乏しいサラリーマンに無理やりフルローンを付けて買わせていた投資用不動産が下落に転じました。
不動産売却を検討している方は、イエウールを使って無料で価格の査定をしてもらうことが大切です。
また、売却を検討していなくても、自分が住んでいる不動産の適正価格を知ることは大切なことなので一度、調べてみることオススメします。