不動産一括査定サイトって本当に大丈夫?利用者によるリアルな評判によるメリットとデメリット

「2020年問題」や「2022年問題」など、不動産マーケットの冷え込みが囁かれる中、現在保有しているマンションや一戸建て、土地の売却を検討している方は多いのではないでしょうか?

マンションなどの不動産を売る前には、必ず不動産一括査定サイトで物件の査定をして、売却見積もりを行うことをおすすめします。

不動産売却は、依頼する不動産会社によっては、売却金額が300万円以上も異なる場合があるため、1社だけの査定額を参考にするのは危険です。

不動産一括査定サイトを利用して、複数の不動産会社に不動産査定をしてもらい、慎重に売却を依頼する不動産会社を選択する必要があります。

今回は、不動産売買のエキスパートである筆者が不動産一括査定サイトの「メリットとデメリット」、「提携している不動産会社」、「運営会社」、「対応できる不動産の種類」、「利用者による口コミ・評判」など徹底的に分析した結果、本当におすすめできる不動産一括査定サイトを紹介します。

不動産一括査定サイトとは?

不動産一括査定サイトは、マンションなどの不動産を売る前に、売主が不動産の価格(相場)を知るために、複数の不動産会社に不動産査定してもらえるサービスです。

少し前であれば、不動産の査定を依頼するためには、不動産会社に1件ずつ問い合わせする必要がありましたが、不動産一括査定サイトを使えば一度に複数の不動産会社から不動産査定をしてもらうことができます。

不動産一括査定サイトは、自ら不動産会社を探す手間が省けて、不動産の価格もわかり、また複数の不動産会社から査定してもらうことによって売却を検討している人にとっては高額査定を出した不動産会社に売却を依頼することできるとても便利なサービスと言うことできます。

しかし、不動産一括査定サイトを運営している会社はすでに数多くあり、どのサービスを利用することがいいのかわかりにくいのが現状です。

そこで不動産一括査定サイトの大手7社を徹底的に比較して、それぞれの特徴を十分に理解した上で、自分に合った不動産一括査定サイトを利用することをおすすめしています。

不動産一括査定サイトのメリット

不動産一括査定サイトの最大のメリットは、売却を検討している不動産の査定を複数の不動産会社から簡単にしてもらうことができることです。

査定結果はメールで送られてくるので、複数の不動産会社の査定結果と内容を手柄に比較・検討することができます。

メリット1:複数の不動産会社に査定を依頼することができる

不動産の査定を依頼する場合、以前であれば、不動産会社に1件ずつ問い合わせて、何度も同じ情報を説明する必要がありとても面倒でしたが、不動産一括査定サイトの誕生によって、一度の依頼で複数の不動産会社から査定をしてもらうことができるようになりました。

メリット2:不動産の適正価格(相場)がわかるにようになる

複数の不動産会社に査定してもらうことは、査定を依頼している不動産の適正価格(相場)を知ることできるようになります。

以前であれば、不動産会社に1件ずつ問い合わせて査定依頼する必要があったため、不動産売却を希望している人の中には1社しか査定依頼しておらず比較・検討することができずに相場より安価で不動産の売却を不動産会社に依頼しているケースがありました。

しかし、不動産一括査定サイトを利用することによって、複数の不動産会社に査定してもらい適正価格を知ることができます。

また、より高額な査定を出した不動産会社に売却の相談をすることによって、想定よりも高い金額で売却に結びつくこともあります。

不動産一括査定サイトで不動産会社が提示する金額はあくまでも査定額(想定される売却金額)であるため、その金額で売れる保証はありませんが、より高額査定を出した不動産会社は、そのエリアを得意とする不動産会社かもしれませんので一度は相談すべきです。

具体的には、東急沿線上の不動産は、伝統的に同じ東急系の東急リバブルが強いように、「路線」や「都心or地方」、「一戸建てorマンション」などの違いによって依頼する不動産会社で売却金額が大きく異なることがあるため、複数の不動産会社に査定してもらうことで、査定を希望する不動産のエリアを最も得意とする不動産会社を探すことができます。

メリット3:相性が良い営業マンに不動産売却を依頼することができる

不動産売却を成功させるためには、どこの不動産会社に依頼するかは当然の如く重要ですが、それと同様に大切なのは、不動産会社の営業マンとの相性です。

営業マンも人間である以上は、知識や能力、やる気などよって大きな差が生まれます。

また、丁寧に説明してくれる人もいれば、売却するために強引に仕事を進める人もいます。

売却を希望されている人の中には、丁寧な説明は不要だから少しでも高値で売却できればOKという考え方もありますが、仕事が丁寧であることに越したことはありません。

相性が合う営業マンの感覚は人それぞれ違いますが、不動産一括査定サイトを利用して複数の不動産会社を比較することによって相性が良い営業マンを見つけることができます。

不動産一括査定サイトのデメリット

不動産一括査定サイトは便利なサービスですが、いくつかデメリットもありますので、実際に使う前に必ずデメリットも理解した上でご利用ください。

不動産一括査定サイトを利用すると、複数の不動産会社から査定額がメールで送られてきます。

各社によって査定額が異なるため、どの不動産会社を信じるべきかと、悩むことが不動産一括査定サイトのデメリットです。

また、地方など、エリアによっては提携している不動産会社が少ないため、不動産一括査定サイトを利用しても不動産会社が見つからない可能性があります。

逆に、売却金額が高い都心の一等地はどこの不動産会社も請け負いたいため、しつこい営業メールや営業電話を受ける場合があります。

デメリット1:どの不動産会社の査定額を目安にすべきか判断が難しい

不動産一括査定サイトを利用すると、複数の不動産会社から査定額が届きます。

各社によって査定額が異なるため、どの不動産会社の査定額を目安にすべきか判断が難しいデメリットがあります。

不動産会社から高い査定額を提示されると、高額査定してくれた不動産会社を魅力に感じてしまいますが、不動産会社はあくまでも仲介業者であり、査定額で売却できる確約はどこにもありません。

不動産会社の中には、契約が取りたいがために高い査定額を提示してくれる場合もあります。

不動産会社の査定額は、あくまでも意見の1つとして参考程度に留めておくことが大切です。

不動産一括査定サイトの場合、一般的に最大で6社の不動産会社から査定額を出してもらうことができるので、不動産に精通していなくても、6社の査定額から適正価格(相場)を知ることができます。

また、査定額だけではどこの不動産会社に売却を依頼するのか判断できない場合は、気になる査定結果を出してきた不動産会社に直接問い合わせすることがおすすめです。

気になる不動産会社には、例えばどこが評価されたのかなど、査定額について問い合わせることで、より納得のいく不動産売却がすることができます。

デメリット2:エリアによっては提携している不動産会社が少ないため査定できない

現在、不動産会社は全国で122,943も存在します。

その中で、不動産一括査定サイトの最大手の一つである「HOME4U」は1,300社の不動産会社と提携しています。

全国で122,943も不動産会社があることを考えると、不動産一括査定サイトと提携している不動産会社はごく僅かと言うことができます。

特に地方の小さな不動産会社は不動産一括査定サイトに参加していない可能性が高く、エリアによっては提携している不動産会社が少ないため査定できないことがあります。

デメリット3:しつこい営業メールや営業電話を受ける場合がある(※売却金額が高い都心の一等地などの場合)

不動産会社が不動産一括査定サイトと提携する最大の理由は、売却を検討している売主にアプローチすることができるからです。

不動産一括査定サイトの場合、最大で6社の不動産会社から査定額を出してもらうことができるので、不動産会社からすれば、同じ売主を巡ってライバルが5社いることになります。

また、不動産会社は、宅地建物取引業法の定めによって、売買の仲介の依頼を受けた場合、「媒介契約」を締結しなければなりません。

媒介契約には「報酬(仲介手数料)を明記しなければならない」と定められており、売買契約が成立しなければ、報酬は発生しません。

つまり不動産会社は、完全成果報酬型のビジネスモデルです。

ちなみに仲介手数料は、下記表の通り法律で上限が決まっており、不動産会社はより高額な手数料を得ることができるように、売却金額が高い都心の一等地にある不動産を請け負いたい意向が強いです。

取引額 仲介手数料
200万円以下 取引額×5%
200万円超400万円以下 取引額×4%+2万円
400万円超 取引額×3%+6万円

このような不動産会社が置かれている状況もあり、高額で売却できる魅力ある不動産の場合には、ライバル会社に契約されないように、執拗に営業メールや営業電話をしてくる可能性があります。

また、すでにデメリットとして紹介しましたが、高額査定を出す不動産会社は魅力的ですが、媒介契約を結ぶために高い査定額を提示しているだけの可能性があるので注意が必要です。

1社だけの査定額を鵜呑みにせずに、必ず複数の不動産会社に査定してもらいましょう。

不動産一括査定サイトの選び方

現在、不動産一括査定サイトを運営している会社はすでに数多くあり、どのサービスを利用すればいいのか非常にわかりにくいです。

とりわけ初めて不動産一括査定サイトを利用しようとしている人にとっては、どのサイトも同じように感じられて区別がつかないはずです。

そこで不動産一括査定サイトを選ぶときのポイントについて解説します。

査定を希望する不動産が対象エリアなのか確認する

不動産一括査定サイトを選ぶ上で、まず大切なのは、そもそも査定を希望する不動産が対象エリアなのか確認することです。

不動産会社が多い都心部であれば、気にする必要ありませんが、地方になると、不動産一括査定サイトと提携している不動産会社が少なくなります。

査定を希望するエリアの不動産会社がいなければ、査定を依頼しても査定額を知ることができません。

そのため査定を希望する不動産が対象エリアなのか必ず確認する必要があります。

提携している不動産会社の数を確認する

次に大切なのは提携している不動産会社の数です。

当然ですが、提携している不動産会社の数が多いほど売主にとっては選択肢が増えるので良いことです。

逆に提携している不動産会社の数が少ないと、売却を希望している不動産を得意とする不動産会社から査定を受けることができない可能性があり、本来より低い査定額が出てしまう可能性があります。

選択肢が少ないが故に、損をしないように提携している不動産会社が多い不動産一括査定サイトを利用しましょう。

机上査定が可能なのか確認する

不動産査定には、一般的に「訪問査定」と「机上査定」の2種類があります。

訪問査定とは、不動産会社の営業マンが実際に物件を見た上で、査定金額を出す方法です。

しかし、売却を検討している段階で、営業マンと会うのは苦手と思う人も多いはずです。

また、実際に営業マンに会ってしまうと、強引に媒介契約を結ばされる可能性があり、営業マンに会うのは不動産会社を吟味してから方が得策です。

不動産一括査定サイトを利用する場合には、必ず「机上査定」を選んで査定を依頼してください。

机上査定とは、不動産会社が持つ膨大な取引実績のデータから大まかな査定額を出す方法です。

簡易的ではありますが、おおよその適正価格(相場)を知ることはできます。

不動産一括査定サイトの利用者による口コミ・評判

不動産一括査定サイトの利用者による口コミや評判は、今後サービスを利用する上で参考になるのでいくつか紹介します。

今回は「Yahoo知恵袋」「NAVERまとめ」「Twitter」より不動産一括査定サイトについて参考になる口コミ・評判を抜粋しました。

不動産一括査定サイトの利用者による良い口コミ・評判

  • 想像以上に高く売却することができた
  • 自分に合った不動産会社を探すのに苦労していたけど不動産一括査定サイトで信頼できる営業マンに依頼することができた
  • 机上査定はとても便利だ
  • 複数の不動産会社に査定を依頼することがで自分の自宅の適正価格を知ることができた

不動産一括査定サイトの利用者による悪い口コミ・評判

  • 査定を依頼した瞬間から営業電話、営業メールが大量に受けるようになり対応が大変だった
  • 地方だと提携している不動産会社がないので査定することができなかった
  • 想像通りの査定額だった

もっと高く売れるかも?不動産売却を成功させるための賢い不動産一括査定サイトの活用術

不動産一括査定サイトを運営している会社はすでに数多くあり、筆者が知っているだけでも30以上のサービスが存在しています。

不動産査定を依頼するにあたり、どの不動産一括査定サイトを利用すべきか迷っている方は、これから紹介する「不動産一括査定サイトの活用術」を試してみることをおすすめします。

その活用術とは、不動産一括査定サイトを2つ以上を組み合わせて利用する方法です。

不動産一括査定サイトによっては、マンションに特化したサービス、地方を得意とするサービスなど、それぞれ特色があります。

査定を依頼すること自体は、どの不動産一括査定サイトを利用しても無料なので、必ず2つ以上のサービスを利用することで適正価格を出してもらいましょう。

サービスの特性を理解して上手に組み合わせることが大切

上述した通り、不動産一括査定サイトによって、マンションに特化したサービス、地方を得意とするサービスなど、それぞれ得意ジャンルがあります。

各サービスの特性を理解した上で、上手に組み合わせて使うことが大切です。

おすすめの組み合わせは、大手不動産会社6社が共同運営する「すまいValue」とNTTグループ(株式会社NTTデータ・スマートソーシング)が運営している「HOME4U」です。

この2つのサービスを利用することで以下のようなメリットを得ることができます。

  • 「すまいValue」は三井不動産リアリティ(三井のリハウス)、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、野村不動産アーバンネット(野村の仲介)、東急リバブル、小田急不動産の大手6社が運営している
  • 「すまいValue」のみ大手6社に依頼することができる
  • 「HOME4U」はNTTグループ(株式会社NTTデータ・スマートソーシング)が運営しているため安心して使うことができる
  • 「HOME4U」は2001年に日本で初めてインターネットでの不動産一括査定サービスを開始しており、取扱件数の実績が豊富である

2つのサービスに査定を依頼することは、入力などに手間がかかってしまうとデメリットに思われがちですが、すまいValueとHOME4Uの入力にかかる時間は2つ合わせてもたった1〜2分程度で完了します。

不動産売却を成功させるためには、複数のサービスに査定を依頼して適正価格を知ることは大切なことです。

不動産一括査定サイト12選を徹底比較

すまいValue(すまいバリュー)

サービス開始時期 2016年
取扱件数 115,967件
対象エリア 全国
提携会社数 6社
同時依頼数 6社
運営会社 三井不動産リアリティ株式会社(三井のリハウス)、住友不動産販売株式会社、三菱地所ハウスネット株式会社、野村不動産アーバンネット株式会社(野村の仲介)、東急リバブル株式会社、小田急不動産株式会社

すまいValueは三井不動産リアリティ(三井のリハウス)、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、野村不動産アーバンネット(野村の仲介)、東急リバブル、小田急不動産の大手6社に唯一依頼することができる不動産一括査定サイトです。

大手6社の取扱件数は、全体の40%を占めています。

つまり不動産売買を検討している人の2〜3人に1人は三井不動産リアリティ株式会社(三井のリハウス)、住友不動産販売株式会社、三菱地所ハウスネット株式会社、野村不動産アーバンネット株式会社(野村の仲介)、東急リバブル株式会社、小田急不動産株式会社のいずれかは利用していることになります。

日本の不動産売買は大手不動産会社に大きく偏っていることがよくわかります。

大手不動産会社は抜群の知名度を活かして販売活動を展開して、多くの買主をリストに抱えているため、売主にとっては販売を依頼しやすいです。

不動産の査定を検討している場合、すまいValueには絶対に依頼すべきです。

HOME4U(ホームフォーユー)

サービス開始時期 2001年
取扱件数 70,587件
対象エリア 全国
提携会社数 1,300社
同時依頼数 6社
運営会社 株式会社NTTデータ・スマートソーシング

NTTグループ(株式会社NTTデータ・スマートソーシング)が運営しているHOME4Uは、2001年に日本で初めて不動産一括査定サイトのサービスを開始しました。

HOME4Uは、大手不動産会社だけではなく、NTTグループのネットワークを活用して地方の中小企業や個人経営の不動産会社との提携も積極的に行なっています。

不動産業界のように古くからある業界には、特殊なルールや縄張りなどがあります。

例えば、A地域は○○不動産が強い、B地域は××不動産が強いということが存在します。

不動産売却を成功に導くためには、三井や三菱、住友などの大手不動産会社だけではなく、同時に地方の中小企業や個人経営の不動産会社にも依頼することが重要です。

HOME4Uは、大手不動産会社から地域に精通した中小不動産会社まで約1,300社と提携しており、すまいValueと併せて査定依頼することをおすすめします。
HOME4U公式サイト

イエウール

サービス開始時期 2014年
取扱件数 24,192件
対象エリア 全国
提携会社数 1,600社
同時依頼数 6社
運営会社 株式会社Speee

イエウールは、2007年に創業した株式会社Speeeが運営している不動産一括査定サイトです。

大手不動産会社はもちろんのこと、地元密着型の優良不動産会社など、全国の約1600社と提携しています。
イエウール公式サイト

イエイ

サービス開始時期 2007年
取扱件数 17,336件
対象エリア 全国
提携会社数 1,000社
同時依頼数 6社
運営会社 セカイエ株式会社

イエイは約1,000社の不動産会社と提携して、最大6社に査定を依頼することができる不動産一括査定サイトです。

大京穴吹不動産や近鉄不動産、西鉄不動産など地場の有力企業と多く提携していることが最大の強みです。

また、97%の利用者から、「査定額を比較してよかった」と回答しており、地方を中心に高く評価されています。

以前は株式会社Qがイエイを運営していましたが、現在は事業買収されてセカイエ株式会社が運営しています。

リビンマッチ(旧スマイスター)

サービス開始時期 2006年
取扱件数 18,949件
対象エリア 全国
提携会社数 1,400社
同時依頼数 6社
運営会社 リビン・テクノロジーズ株式会社

リビンマッチは以前、スマイスターという名称でサービスを展開していました。

しかし、2018年11月に運営会社である株式会社シースタイルが社名をリビン・テクノロジーズ株式会社に変更したことに伴い、サービス名もスマイスターからリビンマッチに変更しています。

その後、2019年6月28日、東証マザーズに上場しています。

提携している不動産会社は全国で1,400社を超え、上場会社が運営している不動産一括査定サイトとして安心して利用することができます。

スモーラ

サービス開始時期 2006年
取扱件数 28,396件
対象エリア 全国
提携会社数 2,500社
同時依頼数 9社(売買6社+賃貸3社)
運営会社 マンションリサーチ株式会社

スモーラは、分譲マンション・土地・戸建所有者向けの不動産一括査定サイトです。

2019年8月「買う 売る 調べる スモーラ」をスローガンとして、サービスを刷新しています。

丁目、字名(町名)単位で相場価格を知ることができるようになりました。
>スモーラ公式サイト

マンション.navi(マンションナビ)

サービス開始時期 2011年
取扱件数 27,123件
対象エリア 全国
提携会社数 2,500社
同時依頼数 9社(売買6社+賃貸3社)
運営会社 マンションリサーチ株式会社

マンションナビは、スモーラと同じマンションリサーチ株式会社が運営する分譲マンション専門の不動産一括査定サイトです。

自動査定システムを利用して瞬時に査定価格を出してくれることが強みです。

マンション売却を検討している方はマンションナビにも査定を依頼することがおすすめです。
マンションナビ公式サイト

おうちダイレクト

サービス開始時期 2015年
取扱件数 45,964件
対象エリア 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・北海道・愛知県・福岡県
提携会社数 非公開
同時依頼数 9社
運営会社 ヤフー株式会社、SREホールディングス株式会社

おうちダイレクトとは、ヤフー株式会社とSREホールディングス株式会社が共同で企画・運営する不動産売買に関わる総合サイトです。

おうちダイレクトには、「マッチングサービス」「一括査定依頼サービス」「仲介サービス」の3つのサービスがあり、最大の特徴は、売主が自らインターネット上で不動産を売りに出す「セルフ売却」と呼ばれるマッチングサービスです。

売主がYahoo!不動産に売りたい不動産の情報を掲載して売却を目指します。

一括査定依頼サービスは、その他の不動産一括査定サイトをあまり大きな違いはありません。

仲介サービスは、SREホールディングス株式会社が行う仲介のことです。

おうちダイレクトを通じてSREホールディングス株式会社を利用する場合、売主が支払う仲介手数料は無料になるメリットがあります。

リガイド(旧SBI不動産一括査定)

サービス開始時期 2006年
取扱件数 非公開
対象エリア 全国
提携会社数 600社
同時依頼数 10社
運営会社 株式会社ウェイブダッシュ

リガイドは、2006年からサービスを開始している不動産一括査定サイトです。

不動産一括査定サイトとしては歴史の長いサイトです。

運営会社である株式会社ウェイブダッシュは、不動産一括査定サイト「リガイド」以外にも、「チケット流通センター」「ムスビー」「生活.com」を運営しており、ライフスタイル領域のサービスを得意としています。

LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)

サービス開始時期 不明
取扱件数 非公開
対象エリア 全国
提携会社数 1,770社
同時依頼数 10社
運営会社 株式会社LIFULL

LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)は、不動産・住宅情報サイトで有名な「ホームズ」で有名な株式会社LIFULLが運営している不動産一括査定サイトです。

全国で1,770社の不動産会社がLIFULL HOME’Sと提携しており、圧倒的な知名度で都心部だけではなく地方でも多くの不動産会社が参画しています。

IESHiL(イエシル)

サービス開始時期 2015年
取扱件数 非公開
対象エリア 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県
提携会社数 非公開
同時依頼数 3社
運営会社 株式会社リブセンス

IESHiL(イエシル)は、マンションに特化した不動産一括査定サイトです。

ビックデータを利用してリアルタイムに査定を算出することができる新しいサービスです。

運営会社である株式会社リブセンスはIESHiL以外にも、「転職会議」や「マッハバイト」も運営するIT企業です。

2011年11月1日に東証マザーズより上場承認を得て同年12月7日に上場し、2012年10月に東京証券取引所市場第一部へ市場変更しています。

ちなみですが、代表取締役を務める村上太一氏の東証マザーズ上場時の年齢は25歳1か月で、自社の株式を公開した者として史上最年少でした。

イエカレ

サービス開始時期 2008年
取扱件数 非公開
対象エリア 全国
提携会社数 400社
同時依頼数 3社
運営会社 株式会社イクス

イエカレは、不動産売却の一括査定だけではなく、土地活用、賃貸、管理会社の検索などができる不動産に関する総合サイトです。

以前は、不動産一括査定サイトとして有名で評判も高かったですが、今では土地活用、賃貸、管理会社の検索など多角化を進めた結果、専門性が薄れてしまいました。

不動産会社との契約はどうすべき?

不動産一括査定サイトを通じて査定を依頼すると、遅くとも3営業日以内には不動産会社から自分の不動産の査定価格の連絡が入ります。

自分自身が想定していた価格と不動産会社が出した査定価格との乖離などはないか確認して、もし気になる不動産会社があれば実際に連絡を取ることをおすすめします。

複数の不動産会社との話し合いをしながら販売価格を決定して、販売を依頼する不動産会社を選定します。

不動産会社に販売を依頼するにあたり媒介契約書を締結する必要があるのですが、媒介契約書には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があります。

それぞれの契約形態には、メリットとデメリット共にありますが、一般的には一般媒介契約を結ぶことがおすすめです。

専属専任媒介契約

メリット
  • 窓口が一社になるので内覧スケジュールなどは全て販売を委託する不動産会社が調整するため、売却にかかる負担が少ない
  • 定期的に販売を委託する不動産会社が販売活動の進捗活動の報告を行う義務がある
  • 不動産会社が閲覧する、レインズ(指定流通機構)への登録義務がある(他の不動産会社もレインズから物件を検索できるため幅広く情報公開が可能)
  • 一社に販売を依頼することで不動産会社が積極的に物件を売り込むことが多く、新聞折り込みチラシやダイレクトメールなどマーケティングコストを費やし、販売をしてもらえる
デメリット
  • 一社のみとしか媒介契約を締結できない
  • 売主が直接買主を見つけることができない

専任媒介契約

メリット
  • 窓口が一社になるので内覧スケジュールなどは全て販売を委託する不動産会社が調整するため、売却にかかる負担が少ない
  • 定期的に販売を委託する不動産会社が販売活動の進捗活動の報告を行う義務がある
  • 不動産会社が閲覧する、レインズ(指定流通機構)への登録義務がある(他の不動産会社もレインズから物件を検索できるため幅広く情報公開が可能)
  • 一社に販売を依頼することで不動産会社が積極的に物件を売り込むことが多く、新聞折り込みチラシやダイレクトメールなどマーケティングコストを費やし、販売をしてもらえる
  • 売主が直接買主を見つけても良い
デメリット
  • 一社のみとしか媒介契約を締結できない

一般媒介契約

メリット
  • 複数社と媒介契約を締結することができる
  • 売主が直接買主を見つけても良い
デメリット
  • 定期的に不動産会社が売主へ販売活動を報告する義務がない
  • 居住中の場合は、売主自身で内覧スケジュールを一般媒介契約を締結する複数の不動産会社と調整する必要がある
  • 他の会社で成約になってしまうことが考えられるため、積極的にコストをかけてマーケティングをしてもらえない可能性がある
  • 情報が広がりすぎる場合がある

不動産会社の選び方

メリットとデメリットの比較だけでは、専任媒介契約がメリットが多く、デメリットが少ないように感じますが、本当に信頼できる不動産会社でない限りは、一般媒介契約を結ぶことが無難です。

それは不動産会社が受け取ることができる仲介手数料は売主と買主からそれぞれ3%+6万円を上限に設定されており、専任媒介契約を不動産会社が取得することができれば、あえて時間と労力をかけてその物件を積極的に売り込む必要がなく、他の不動産会社に買主を見つけてもらえれば、成約時に売主から3%を得ることできるからです。

稀少性の高い物件であれば6%の手数料を得るため買主を積極的に見つけるようと努力してくれますが、多くの仕事がある中で、余程の物件でない限りは多くの不動産会社は3%の手数料で満足してしまいます。

このような事態を回避するためにも複数の不動産会社と一般媒介契約を締結して、それぞれの不動産会社に販売を競わせることが高額売却に繋がる一番の近道です。

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