中央区・勝どきでタワーマンション(以下、タワマン)をお探しでしょうか?
現在、東京23区には400棟以上のタワマンが立ち並び、その総戸数では13万戸に及びます。
その中でも中央区は現在、日本で最もタワマンが開発されている市区町村に発展し、とりわけ「勝どき」は子育て世代のファミリーに人気です。
中央区は元々、教育熱心な家庭が多いですが、その中でも勝どきの小学校では、卒業生の半分が私立の中高一貫校に進学することも珍しくないそうです。
そのような勉強に集中できる環境で子供を育てたいと考える世帯が勝どきを選んでいます。
そこで今回は、中央区・勝どきのおすすめタワマンをランキング形式でトップ5を紹介します。
勝どきのタワーマンションTOP5
勝どきのおすすめタワマンを紹介する前に、勝どきがある中央区のタワマン価格の動向はどうなっているのでしょうか?
下記は、中央区の主なタワマンのここ一年の成約価格です。
このデータは、長年に渡り不動産業界に身を置く筆者だから入手することができた貴重な資料です。
タワマンの購入を前向きに検討されてる方にとって参考になるデータです。
マンション名 | 平均成約価格(万円) | 平均成約坪単価(万円) | 築年 |
The Tokyo Towers | 8,262 | 311 | 2008 |
センチュリーパークタワー | 7,813 | 370 | 1999 |
勝どきザ・タワー | 6,201 | 345 | 2016 |
キャピタルゲートプレイスザタワー | 9,400 | 443 | 2015 |
ザ・パークハウス晴海タワーズクロノレジデンス | 7,470 | 346 | 2013 |
中央区は東京オリンピックの選手村として利用される総戸数5000戸超『HARUMI FLAG』など大規模物件が乱立している状況です。
そのため中央区のタワマンの価格動向は、少し鈍化していましたが、それでも坪単価300万円超、平均成約価格も1億円に迫る物件が多いです。
このエリアの利便性を考慮すると、今後も資産価値が下落することは考えづらいので、引き続き高い水準をキープすることでしょう。
それでは順番に勝どきのタワマンを確認していきましょう。
第5位:The Tokyo Towers(ザ東京タワーズ)
『The Tokyo Towers(ザ東京タワーズ)』は、ミッドタワーとシータワーから構成されるツインタワー型のタワマンです。
2008年に分譲されていますので、勝どきでタワマン開発が開始された初期からある物件になります。
外壁の色がグレーからホワイトへと移り変わる中高層の爽やかなグラデーションの外観は、分譲当初から好評でした。
暖かみのあるブラウンが低層部を彩り、ガラスのカーテンウォールがタワーの四隅を一直線に走っています。
「ヨットの帆」や「川の流れ」など見る人によって様々なイメージを想起させるユニークなデザインです。
マンション発売と同時に「I LOVE NEW TOKYO」キャンペーンが開始、イメージキャラクターにはアメリカの俳優リチャード・ギアが起用され、広告費は30億円も投じられました。
総戸数2794戸(分譲1981戸、賃貸813戸)の90%が4ヶ月で成約、そのうち1101戸は最初の1ヶ月目で決まった伝説を持っています。
同じ月の首都圏におけるマンション供給数の約20%がThe Tokyo Towersで占めらました。
すでに販売されてから10年以上が経過していますが資産価値の視点からも優良です。
利便性やネームバリューから見てもThe Tokyo Towersは今後も十分な資産性を期待できます。
とりわけ南西向きの部屋は、レインボーブリッジを一望できる眺望が確保されているので資産価値が落ちることはないでしょう。
価格 | 4680万円〜2億8000万円 |
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所在地 | 東京都中央区勝どき6-3-1 |
交通 |
都営大江戸線 勝どき駅 徒歩6分
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間取 ⁄ 面積 | 1LDK~4LDK / 54.12㎡~184.18㎡ |
総戸数 | 2794戸(分譲1981戸、賃貸813戸) |
構造 | RC(鉄筋コンクリート)地上58階・地下2階 |
旧分譲会社 | オリックス不動産、 東急不動産、 住友商事 |
施工会社 | 前田建設工業、大成建設 |
築年月 | 2008年1月 |
第4位:ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス
『ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス』は三菱地所の威信をかけた大プロジェクトの末に誕生したタワマンです。
隣接するティアロレジデンスと共にザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンスは、三菱地所のフラッグシップ・プロジェクトとして、他のプロジェクトよりも何倍も入念に設計、施行されたマンションです。
外観、エントランスホール、ランドスケープのコンセプトデザインは、数々の国際的な都市建築を手掛け、建築界最高の栄誉「ブリツカー賞」を当時最年少の49歳で受賞したリチャード・マイヤーが担いました。
クロノレジデンスとティアロレジデンスのツインタワーは、それぞれ日本の伝統的なデザイン要素となる「Weave」(織り布)と「Origami」(折り紙)をコンセプトになっています。
互い個性を主張しながらも、白を基調としたファサードやガラスバルコニーなどは、二棟のデザインが共鳴しているようにも感じます。
エスペラント語で王冠を意味する「クロノ」とティアラを意味する「ティアロ」の意味通り、クロノレジデンスとティアロレジデンスは現在も輝く続けています。
49階建ての免震・長期優良住宅認定タワーレジデンスは、敷地内に公園のような広々とした空間が設けられています。
カフェラウンジ、キッチン&パーティスタジオ、プライベートルーフテラス、ジャグジー付きのゲストルームなど充実した共有施設もザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンスの特徴です。
勝どき駅と月島駅が最寄になりますが、徒歩では少し遠いのが唯一の欠点です。
しかし、東銀座や丸の内方面へのマンション専用のシャトルバスの用意されていますので、電車を利用しなくても都心部にアクセスすることができます。
価格 | 4180万円〜1億9800万円 |
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所在地 | 東京都中央区晴海2丁目3-30 |
交通 |
都営大江戸線 勝どき駅 徒歩11分
東京メトロ有楽町線 月島駅 徒歩14分
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間取 ⁄ 面積 | 1LDK~3LDK / 42.01㎡~158.2㎡ |
総戸数 | 883戸 |
構造 | RC(鉄筋コンクリート)地上49階・地下2階 |
旧分譲会社 | 三菱地所レジデンス、鹿島建設 |
施工会社 | 鹿島建設 |
築年月 | 2013年11月 |
第3位:勝どきビュータワー
『勝どきビュータワー』は、勝どき唯一の駅直結型タワマンです。
テニスコート15面の広さの公園や地下1階から2階にスーパーマーケットやクリニック、ドラッグストア、レストランなどのテナントが入っています。
3階に中央区認可保育園、4階に児童館があり、子供がいるファミリーにとっては、マンション内で生活に関わる全てが完結できるのがメリットです。
公共スペース以外にも、居住者のみが利用できるパーティールーム、ゲストルーム、ライブラリー、ミーティングルームもあります。
また、四重のセキュリティシステムが導入されているので防犯対策もバッチリです。
55階建てのタワマンなので眺望も抜群です。
西側に浜離宮公園や東京タワー、北側に東京スカイツリー、南側に東京湾とレインボーブリッジを望むことができます。
利便性No.1の勝どきビュータワーですが、分譲会社のゴールドクレストの販売方法なのか販売されてから10年が経過しても未分譲の部屋がある点が少し残念です。
価格 | 4290万円〜2億5000万円 |
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所在地 | 東京都中央区勝どき1丁目8-1 |
交通 |
都営大江戸線 勝どき駅 徒歩1分
東京メトロ有楽町線 月島駅 徒歩14分
都営大江戸線 月島駅 徒歩14分
東京メトロ日比谷線 築地駅 徒歩18分
都営大江戸線 築地市場駅 徒歩20分
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間取 ⁄ 面積 | 1LDK~3LDK / 42.06㎡~140.38㎡ |
総戸数 | 712戸 |
構造 | RC(鉄筋コンクリート)地上55階・地下2階 |
旧分譲会社 | ゴールドクレスト、独立行政法人都市再生機構 |
施工会社 | 大林組 |
築年月 | 2010年11月 |
第2位:勝どきザ・タワー
『勝どき ザ・タワー』は三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、住友商事、野村不動産、鹿島建設の大手デベロッパーと大手建設会社の合計5社のJVで誕生した総戸数1420戸のタワマンです。
勝どき駅より徒歩8分の位置します。
環状第2号線と晴海通りが交わる場所なので優れた交通利便性を誇ります。
隅田川、東京湾の水景と、都心のビル群を望む景色が美しく、53階建てのため特に高層階からの眺望は圧巻です。
分譲時価格がマーケットプライスよりもリーズナブルであったことからも勝どき ザ・タワーは大きな話題になりました。
エレベーターは20基も設置されているのでラッシュアワーでも待ち時間を少なくする工夫がされています。
共有施設も充実していて素晴らしいのですが、1階に入っているテナントでセブンイレブン以外の利用頻度は少なそうなお店ばかりなのが残念です。
また、勝どきの他のタワマンと比べて建物のクオリティは決して高いとは言えないのも事実です。
しかし、それでも高いブランド力を持つ大手5社の共同開発で完成したマンションなので資産価値は落ちにくいとされています。
価格 | 4170万円〜1億8780万円 |
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所在地 | 東京都中央区勝どき5丁目3-1 |
交通 |
都営大江戸線 勝どき駅 徒歩8分
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間取 ⁄ 面積 | 1LDK~4LDK / 47.79㎡~100.05㎡ |
総戸数 | 1420 |
構造 | RC(鉄筋コンクリート)地上53階・地下2階 |
旧分譲会社 | 三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンスなど |
施工会社 | 鹿島建設 |
築年月 | 2016年11月 |
第1位:DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール キャナル&スパ)
『DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール キャナル&スパ)』は勝どき駅から徒歩9分のタワマンです。
フランス語で「2本の塔」の意味の通り高さ約180m・地上52階建てのツインタワーです。
DEUX TOURS CANAL&SPAの最大の魅力は豪華な共有施設です。
ジム、バーラウンジ、キッズルーム、パーティールームなど一般的なタワマンにある施設だけではなく2種類のスパ(サウナ付き)も完備されています。
また、マンションの1階には24時間営業のスーパーもあるので、いつでも買い物することができます。
近くのバス停から東京駅行きのバス、エントランスからは新橋駅直通のシャトルバスも利用することができます。
このように交通利便性が良好なこともDEUX TOURS CANAL&SPAの魅力です。
他にもレンタサイクル、カーシェアリング、電気自動車充電設備も完備しています。
防犯面に関しても防犯カメラと24時間有人管理、トリプルセキュリティが採用されています。
建物構造は、免震構造を採用しており、長期優良住宅と住宅性能評価証明を取得しています。
価格 | 5190万円〜1億6900万円 |
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所在地 | 東京都中央区晴海3丁目13-1 |
交通 |
都営大江戸線 勝どき駅 徒歩11分
ゆりかもめ 市場前駅 徒歩17分
東京メトロ有楽町線 月島駅 徒歩17分
ゆりかもめ 新豊洲駅 徒歩20分
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間取 ⁄ 面積 | 1LDK~4LDK / 44.67㎡~100.9 ㎡ |
総戸数 | 1450戸 |
構造 | RC(鉄筋コンクリート)地上52階・地下1階 |
旧分譲会社 | 住友不動産 |
施工会社 | 三井住友建設 |
築年月 | 2015年9月 |
まとめ
ここまで中央区・勝どきのおすすめタワマンをランキング形式でトップ5を紹介しましたが、如何でしたでしょうか?
勝どきのタワマンは価格が高い物件が多いですが、ここ数年は販売価格が安定しています。
このエリアはタワマンが急増したこと背景もあり、普通のサラリーマンでも十分に購入できる金額になっています。
また、勝どきのタワマンは、エリアの利便性を考えると十分な資産価値があります。
もし、勝どきのタワマンにご興味ある方は「お問い合わせ」よりご連絡くださいませ!
各マンションについてより詳しく説明させて頂きます。
不動産会社はマンションを売ることしか考えていません。
しかし、当社は不動産会社ではないので、お客様のご状況や悩みに応じて最適の不動産をご紹介するように心掛けています。
不動産会社に相談する前に必ず当社にご相談ください。
【番外編】勝どきで続く注目の再開発プロジェクト
勝どきにはすでに数多くのタワマンが建てられていますが、これからもこの地域の再開発は続きます。
下記の2つはその中でも注目されてるビッグ・プロジェクトです。
- 勝どき東地区第一種市街地再開発事業
- 豊海地区第一種市街地再開発事業
それでは順番に各プロジェクトについて確認していきましょう。
勝どき東地区第一種市街地再開発事業
『勝どき東地区第一種市街地再開発事業』は三井不動産レジデンシャルが中心となって進めている再開発プロジェクトです。
この再開発では新しく3棟のタワマンを建設予定になっています。
総戸数3500戸のビッグ・プロジェクトです。
完成は2028年以降を予定していますが、すでに着工は2019から始まっています。
勝どき駅とは地下直結になる予定ですので、その利便性を考えると分譲価格は港区や千代田区など都内一等地と同じ価格になることが予想されています。
豊海地区第一種市街地再開発事業
『豊海地区第一種市街地再開発事業』では、勝どき駅の南西側を再開発する予定になっています。
駅から歩くと勝どきザ・タワーやThe Tokyo Towersの先に位置します。
地上56階建て、総戸数2150戸のツインタワーを建設予定です。
2022年に着工開始し、2025年の完成を目指しています。
勝どき東地区第一種市街地再開発事業と比べるとロケーションが劣りますが、再開発が正式に発表されてから、キャピタルゲインを目指した投資家の多額の資金が流入したホットなプロジェクトです。