タワーマンション(タワマン)を買って後悔?実際に武蔵小杉のタワマンを買った筆者がメリットとデメリットを解説

現在も売買・賃貸ともに人気のあるタワーマンション(以下、タワマン)。

その魅力は何と言っても充実した共用施設と高層階ならではの眺望です。

現在、東京23区だけでも400棟以上のタワーマンションが建ち総戸数では13万戸にも及ぶと言われています。

多くの人にとってタワマンは憧れではなく、現実的な購入の選択肢の一つになっています。

そこでこのページでは、「タワーマンション」のメリットとデメリットについて、筆者の実体験をもとにどこよりわかりやすく解説します。

タワマンの購入を検討されている方は、後悔のない購入ができるように、この記事が少しでもお役に立てたらと思います。

タワーマンションの歴史について

タワーマンションは、一般的に20階以上のマンションのことを指します。

国内におけるタワーマンションの第一号は埼玉県にある「与野ハウス」であると言われております。

与野ハウスは1976年に建設された21階建て総戸数463戸のマンションです。

当時は日本初のタワマンとして大変に話題になりました。

与野ハウスを皮切りに東京でタワマン開発が本格的にスタートし、1997年に西新宿の再開発の一環で20階建てのタワマン「西新宿パークサイドタワー」が建設されました。

その後も各地でタワマン開発のラッシュが進み、今では日本有数のタワマン密集エリアの中央区の開発は1998年に開始しました。

都内では2002年に港区・汐留駅最寄りの「東京ツインパークス」が完成し、タワマンの開発ラッシュのピークを迎えます。

東京ツインパークスは二棟構成の総戸数1000戸の大規模物件です。

現在、東京23区には400棟以上のタワーマンションが建ち総戸数では13万戸に及びます。

東京都で441棟、神奈川県、埼玉県、千葉県の首都圏も含めると合計700棟以上のタワマンがあります。

このようにタワマンが密集する首都圏の中でもタワマンの棟数が多い市区町村が港区の70棟と江東区の60棟です。

港区は、先ほど紹介した東京ツインパークスを筆頭に、赤坂・麻布・青山の3Aと呼ばれるエリア、六本木や白金、高輪などにも多くのタワマンがあります。

タワマンの購入を検討している方の多くは、首都圏に700棟以上ある中でも港区のタワマンを見て住むことに憧れたのではないでしょうか?

江東区は、豊洲や有明、東雲など湾岸部にタワマンが建設されています。

2000年以降は、総戸数1000戸以上の大規模物件も次々と建設され、日本でも指折りののタワマン密集エリアになっています。

江東区の湾岸部にタワマンが建ち並ぶ背景には、かつて工場地帯だったこのエリアを利用して大規模な再開発を行ったからです。

湾岸部は埋立地ということもあり土地そのものが安価であるため港区のタワマンと比較すると非常にリーズナブルな価格でタワマンを購入することができます。

そのため子育て世代のファミリー層を中心に今でも人気があります。

武蔵小杉のタワマンを購入した筆者が考えるタワマンのメリットとデメリット

実は筆者も昨年タワマンを購入しました。

タワマン限定で物件を探していたのですが、2018年半ばは現在のような米中の貿易摩擦がなかったので景気も堅調で、国内の不動産価格も東京オリンピックに向けて好調に推移していました。

そのため港区や渋谷区のタワマンの販売価格は大きく上昇し、サラリーマンでは手が届かない価格になっていました。

港区のタワマンに憧れを持っていたのですが、必然的に周辺エリアで探すことを余儀なくされました。

以前、筆者は中央区のタワマンに暮らしいたので、今回は勉強も兼ねて今まで住んだことがないエリアで物件を探すことにしました。

中央区を候補から除外した上で、条件は港区や渋谷区などの都心部へのアクセスが良好で街全体に活気があることでした。

そのように絞っていくと「大崎」と「武蔵小杉」の2つが最終候補になりました。

品川区・大崎は山手線の沿線なのでロケーションは抜群に良かったです。

しかし、希望の間取りと実際の価格で折り合いがつかず最終的には武蔵小杉を選択することになりました。

武蔵小杉は、神奈川県川崎市中原区にあります。

今でこそ少しずつファミリー向けの住みやすい街として知名度が上がっていますが、かつては工場地帯であまり良いイメージを持ってない方も多いと思います。

現在、武蔵小杉には15棟のタワーマンションが建ち全国で18番目にタワマンの棟数が多い地域です。

では、ここからは実際には武蔵小杉のタワマン購入した筆者だからわかる「武蔵小杉」の「タワマン」のメリットとデメリットを紹介します。

武蔵小杉のタワーマンションのメリットについて

まずは、武蔵小杉のタワマンのメリットです。

下記の5つにまとめることができます。

  1. 交通アクセスの良さ
  2. 眺望の良さ
  3. 共有施設の充実
  4. セキュリティの充実
  5. 周辺施設の充実

それでは、それぞれについて確認していきましょう。

交通アクセスの良さ

タワマンに住む最大のメリットは、交通アクセスが良いことです。

その地域のランドマークになることが多いタワマンは駅近に建設される傾向があります。

最近では駅直結のタワマンも珍しくありません。

筆者が住む武蔵小杉も駅まで徒歩5分圏内のタワマンがほとんどです。

また、武蔵小杉は、東急東横線だけではなく、都営三田線、南北線、JR南武線、横須賀線が通っています。

渋谷、新宿、品川、池袋、横浜などのターミナル駅に乗り換えることなく、全て一本で行くことができます。

また、成田エクスプレスも停車するので、成田空港にも1時間30分でアクセスできます。

筆者は、都心で仕事することが多く、また海外出張もあるので、交通アクセスの良さは武蔵小杉のタワマンに住む最大のメリットです。

眺望の良さ

タワマンの魅力は、やはり眺望の良さにあります。

これは部屋がある階数や向きによって変わりますが、筆者は50階以上のタワマンの47階を購入しました。

北向きの部屋なので東京方面を向いてます。

マンションの北側一帯は低層住居専用地域のため戸建て中心のエリアになっています。

そのため視界を遮るような大きな建物がなく、都内全体を見渡せる眺望は最高です。

東側は品川の湾岸部、西側は八王子まで見渡すことができます。

東京タワーや東京スカイツリーも部屋から見ることができます。

空気が澄んだ日には、さいたま新都心まで見えるので、双眼鏡さえあれば、日本の色々な景色を楽しむことができます。

また、夜には新宿の高層ビルが建ち並ぶ夜景、10月には多摩川の花火大会があるので花火を間近で観賞できます。

不動産会社の営業マンによっては眺望を楽しむのは最初の1ヶ月だけと言う人もいますが、これは人それぞれだと思います。

外の景色を眺めてボーッとするのが好きな人にとってはタワマンの眺望は最高の贅沢になるはずです。

北向きの部屋を避ける方も多いと思いますが、タワマンの場合は北向きでも十分に明るので向きはそこまで気にしなくてよさそうです。

高層階を検討されてる方は、方角よりも眺望を優先した方が満足度は高いと思います。

共有施設の充実

タワマンのような大規模マンションは共有施設が充実しています。

フィットネスルーム、ミーティングルーム、ゲストルーム、パーティールーム、スタディルーム、キッズルーム、大浴場など何があるのか覚えられないほど多くの施設があるタワマンも存在します。

筆者は体を動かすことが好きなのでフィットネスルームがあるのは本当に便利です。

また、家族や友人を呼んでパーティーを催す場合、自分たちの部屋では後片付けが大変になってしまいますが、マンション内にパーティールームがあればそのような心配は無用です。

しかし、共有施設の利用頻度は多くないのが現状です。

最近では居住者専用の共有施設だけではなく、レストランやクリニックなどがテナントとして入居することも増えています。

便利な施設が充実していることは大規模マンションならではのメリットです。

セキュリティの充実

タワマンはセキュリティが充実していることもメリットです。

セキュリティの充実は、家族がいる方にとって物件選びのポイントになります。

筆者が住む武蔵小杉のタワマンでは、朝8時から夜20時までエントランスにコンシェルジュがいます。

コンシェルジュにはクリーニングやリフォームの相談、共用施設の予約を依頼することができます。

また、マンション内の防災センターの管理人が定期的に見回りしています。

防犯カメラもあちこちにあるのでセキュリティに安心感があります。

都内の最高級タワマンは24時間の有人管理が標準になっています。

周辺施設が充実している

タワマンが建設されることは、そのエリアに住む人口が増えることになります。

そのため周囲には、スーパーマーケットやレストラン、病院などがオープンするようになります。

大規模物件であればあるほど住民が増えることになるので、周辺施設が充実します。

実際に武蔵小杉のタワマンでも徒歩5分圏内で生活に必要な全てのものを揃えることができます。

武蔵小杉のタワーマンションのデメリットについて

次にタワマンのデメリットを紹介します。

下記は筆者が考えるタワマンのデメリットです。

  1. エレベーターや駐車場の待ち時間が異常に長い
  2. 災害時にエレベーターが停止する
  3. 眺望の良さにすぐに飽きる
  4. 共有施設に価値はない
  5. 売却や賃貸に出す場合ライバルが多い

それぞれについて詳しく説明します。

エレベーターや駐車場の待ち時間が異常に長い

エレベーターや駐車場の待ち時間が長いことはタワマンの宿命です。

特に朝のエレベーターは最悪です。

通勤時間帯はエレベーターの利用者が多いことから、住んでいるフロアから地上に降りまでの時間とマンションを出てから駅に着くまでの時間がほぼ一緒です。

筆者が住むマンションは駅まで徒歩5分ですが、エレベーターの待ちを含めると、朝のラッシュ時は10〜15分ほど余裕を持って出る必要があります。

また、駐車場に関して平置きであれば問題ないのですが、機械式駐車場は待ち時間が異常に長いです。

週末は多くの方が駐車場を利用するので、順番待ちでヤキモキすることが多々あります。

災害時にエレベーターが停止する

日本は地震が多い国です。

そのため大きな地震が発生した場合、非常用の電源設備があっても一時的にエレベーターがストップします。

停止している間に、昇り降りするためには階段を利用するしかありません。

自分のフロアまで昇るにしても、地上に降りるにしても高層階に住んでる方は大変です。

ご年配や小さな子供がいる方は、もしもの時は大きな負担になります。

タワマンは、耐震構造・免震構造・制振構造など、地震に対する設計が施されています。

しかし、2019年の台風19号では、武蔵小杉の一部のタワマンで大きな浸水被害に遭ったように、大規模の災害時には常に想定外が発生します。

今後30年間に70%の確率で起きるとされる首都直下地震はタワマンにとって大きな恐怖です。

眺望の良さにすぐに飽きる

筆者は50階以上のタワマンの47階の部屋を購入しました。

武蔵小杉の場合、北向きの部屋は東京方面を向いています。

東京全体を見渡せる眺望は、湾岸エリアから八王子まで、東京タワーやスカイツリーも見ることができます。

夜は高層ビルの夜景が美しいのでボーッと眺めながら贅沢な時間を過ごせます。

また、10月には多摩川の花火大会が開催されるのでバルコニーから楽しむこともできます。

筆者もタワマンに住むからこそ得られる美しい眺望を気に入って購入を決めました。

しかし、購入の決め手になった眺望も1ヶ月もすれば飽きます。

バルコニーに出る回数はぐっと減り、眺望に対する関心はなくなります。

共有施設に価値はない

タワマンの中には多くの共有施設があります。

フィットネスルームやミーティングルーム、ゲストルーム、パーティールーム、スタディールーム、キッズルーム、大浴場など覚えることができるほどです。

どの施設もあると便利ですが、利用する頻度は低いです。

昨年から現在までこれらの施設を利用したのは2回だけです。

頻繁に利用されている方もいるようですが、それでも数ヶ月に1回のペースのようです。

つまりタワマンの共有施設にはほとんど意味がありません。

しかし、それらを維持するために高い管理費や積立修繕金を支払わなければなりません。

売却や賃貸に出す場合ライバルが多い

タワマンは総戸数が多いので売却や賃貸に出すことを考えると、競合物件は、同じマンションの他の部屋になります。

高く売却された実績があればプラスになりますが、売り急いで安価で売却された部屋があると、その価格に流されてしまい、高額売却が難しくなります。

最近は同じようなタワマンが乱立しているので、ライバルは以前よりも多くなっています。

売却や賃貸を出す前提でタワマンを購入される方は注意してください。

【まとめ】武蔵小杉のタワマンは買った方がいいのか?

ここまで実際に武蔵小杉のタワマンを購入した筆者が、タワマンのメリットとデメリットを解説しました。

そこで武蔵小杉のタワマンは買った方がいいのでしょうか?

それとも他のエリアで探した方がいいのでしょうか?

総括すると、筆者は武蔵小杉のタワマンを購入して満足しています。

子供がいる筆者にとって武蔵小杉のタワマンは価格以上に生活が豊かになったと思います。

しかし、武蔵小杉のタワマンを購入して後悔されてる方も大勢いることも事実です。

タワマンの購入は大きな買い物です。

筆者の経験を紹介したことで、少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

もし武蔵小杉のタワマンを購入することを検討さてる方は、「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと各マンションについてより詳しく説明させて頂きます。

不動産会社はマンションを売ることしか考えていません。

しかし、当社は不動産会社ではないので、お客様のご状況や悩みに応じて最適の不動産をご紹介するように心掛けています。

不動産会社に相談する前に必ず当社にご相談ください。

【番外編】武蔵小杉のタワマンを買って後悔しないために知っておくべき懸念点

タワマンは多くの方にとって憧れであるように、タワマンに住む人たちもかつてはタワマンに憧れて購入に至っています。

なぜならば紛れもなく筆者もその一人であるからです。

確かにタワマンに住むことの恩恵を受けることもあります。

駅近であることの利便性やセキュリティの充実、タワマンに住んでいるという自己肯定感やステータスには筆者も満足です。

しかし、それ以上に、タワマンに住むことは大変です。

エレベーターや駐車場の待ち時間、使わない共有施設を維持するために支払う管理費や積立修繕金にはイライラすることもあります。

しかも、どれもタワマン価格になっているので高額です。

そして何よりタワマンは災害に脆弱です。

自然災害が多い日本で、高いお金を支払って住むのには、武蔵小杉のタワマンは不安という声もあります。

武蔵小杉は、多摩川のすぐ近くにありますので、そもそも地盤が緩い地域であることは間違いありません。

工場が多いのは、このように地盤が緩い地域なので、大きな土地を安く借り上げることができたからです。

下記は、大きな地震が台風がきた場合に想定されるタワマンの被害です。

  • 電気系統や排水設備は地下に設置されていることが多いため電気や水道が停止する
  • エレベーターが停止し、高層階の住民は階段で地上まで降りないといけない
  • 免震構造を採用しているタワマンでは、大きな台風が起きた場合、震度3〜4と同じ揺れを感じる
  • 地下の駐車場やトランクルームが水害に遭う
  • 武蔵小杉のように大きな河川が近い物件では、川の水増大により逆流し排水管にダメージを負う

これは全て武蔵小杉の一部のタワマンが経験したことがある内容です。

また、新型コロナウイルスのような感染症は多くの人が住むタワマンにとって大敵です。

多くの人が利用するエレベーター、共有施設、換気が難しい内廊下などは全てウィルス拡散に好都合な条件ばかりです。

万が一、どこかのタワマンでクラスターが発生した場合、タワマンの価値が下がる可能性は否定できません。

タワマンの購入してあとで後悔しないためにも、このような懸念点があることは事前に知っておくべきです。