名門公立小学校に通うために引っ越す方法とは?「公立小移民」は資産形成にとってもメリットが多い

東京には「三大名門公立小学校」と呼ばれる学校があります。

子供をそこに通わせるためには、決められた学区に住んでることが条件で、そのために引っ越しを決意する家族も大勢います。

親であれば我が子に対して、少しでも良い教育を受けさせてあげたいと願うものですが、そのような動きが小学校選びにまで波及しており、子供に通わせたい小学校がある学区に引っ越す家族が増加しています。

このような家族は「公立小移民」と呼ばれ、揶揄されることが多いですが、子供の教育環境だけではなく、資産形成の観点からも公立小学校の学区が注目を集めています。

そこで今回は、子供に通わせたい公立小学校のために引っ越しを検討している方のために、「公立小移民」する方法を解説すると同時に、資産形成の観点からも「公立小移民」にはメリットが多いことを紹介します。

子供のために通わせたい小学校がある学区に引っ越すメリットとは?

子供に通わせたい小学校がある学区に引っ越すことにどのようなメリットがあるのでしょうか?

子供にとって小学校は、人格形成と基礎学力の形成の両面において大切な時期です。

まず、人格形成の観点では、学校の友人だけでなく、近隣住民に挨拶ができるか、整理整頓ができるかなどは、学校と家庭での教育が大切であることは言わずもがなですが、近隣住民も教育熱心な家庭が多い環境の方が、自ずと子供とその友人も価値観を共有して人格が形成されます。

例えば、子供に整理整頓することを促しても、マンションのゴミ置場ののマナーが浸透していなければ説得力がありません。

親にとって価値観の近い住民の多い地域であれば、それだけで子供にとってメリットがあります。

また、誤解を恐れずに言えば、両親の学歴や年収が高いエリアは、名門公立小学校と呼ばれる学校が多いです。

一般的に学歴によって年収には差があり、年齢が上がるにつれてその差は大きくなっていきます。

また、大学卒業者率が高いエリアほど、平均年収は高くなります。

親の学歴や平均年収が高いほど教育熱心な家庭が多く、子供の中学受験率も高い傾向があります。しかし、家庭学習を身に付けることは簡単ではありません。

人格形成と同じように、価値観を共有することができる環境に子供を置くことが大切です。

子供の基礎学力の形成のためにも「公立小移民」することにはメリットがあります。

私立中学受験率が90%を超える公立小学校もある

一般的に公立小学校であれば、中学受験は一部の家庭が受ける特別なものという意識がほとんどだと思います。

しかし、公立小移民が目指す人気の公立小学校に通う多くの生徒は、中学受験を目指す子供ばかりです。

これらの学校の私立中学受験率は70〜90%に達する小学校ばかりです。

人気公立小学校があるエリアは、両親の学歴や平均年収が高く、教育や家庭内のしつけがしっかり行き届いている価値観の近い住民が多く住んでいるので中学受験が当たり前になっています。

そのような環境を「いい環境」と呼ぶかは議論が分かれるポイントだと思いますが、子供によりよい教育環境を与えたいと考え引っ越しを選択する家庭にとっては理想的な場所であります。

人気の公立小学校の中でも、特に名門を呼ばれる「三大名門公立小学校」をご存知でしょうか?

千代田区の番長小学校、港区の白金小学校と青南小学校は、中学受験率が極めて高く、難関中学校の合格者を輩出している「名門小」という認識が中学受験関係者の中では常識です。

この3校は中学受験率が90%を超えると言われています。

クラスの35人中、中学受験をしなかったのは1人だけというケースもあったそうです。

首都圏(1都3県)の私立中学受験率が約14%なので、まさに「別格」であることがわかります。

世田谷区 松沢小学校(赤堤)・松丘小学校(弦巻)・桜町小学校(深沢)・八幡小学校(奥沢)
港区 白金小学校(白金台)青南小学校(南青山)・笄小学校(西麻布)
千代田区 番町小学校(六番町)・麹町小学校(麹町)
文京区 誠之小学校(西片)・千駄木小学校(千駄木)・窪町小学校(大塚)
大田区 田園調布小学校(田園調布)
目黒区 東山小学校(東山)
品川区 御殿山小学校(北品川)・第三日野小学校(上大崎)
中央区 久松小学校(久松町)・泰明小学校(銀座)

人気公立小学校のエリアは資産性が高い

住まい選び方は、様々な視点から検討されますが、最近では人気の公立小学校があるエリアの不動産は資産性が高いことで注目されています。

すでに紹介した世田谷区、港区、千代田区、文京区、大田区、目黒区、品川区、中央区の不動産価値が高いことは当然ですが、例えば、神奈川県川崎市にある宮前平小学校の周辺は隠れた人気エリアです。

宮前平小学校は、学級崩壊が少なく優秀な学校として有名で、現在は移転してしまいましたが、国家公務員宿舎やNTTの社宅があったことから教育熱心な方が多いとされています。

筆者の調べるによると、宮前平小学校に通う家庭の平均世帯年収は1,100万円、神奈川県全体でトップの結果でした。

人気の公立小学校があるエリアは、需要が供給を上回るため、不動産価値が高いです。

人口減少、少子化の時代だからこそ、教育環境がよく、資産性も高くなる人気公立小学校のエリアに不動産を購入することが賢明な選択だと考えます。

杉並区 永福小学校(永福)・浜田山小学校(浜田山)・久我山小学校(久我山)
武蔵野市 第一小学校(吉祥寺本町)・井之頭小学校(吉祥寺本町)・第四小学校(吉祥寺北町)・関前南小学校(関前)
三鷹市 第三小学校(上連雀)・第四小学校(下連雀)・第五小学校(井の頭)
国立市 国立第二小学校(西)
国分寺市 第一小学校(東元町)
立川市 第三小学校(錦町)
川崎市 宮前平小学校(宮前平)・上丸子小学校(上丸子)
流山市 おおたかの森小学校(おおたかの森)

新しい住まいを決めるチェックポイント

希望の小学校が決まったら、次はその学区内の物件を選びましょう。

その時のポイントは以下の通りです。

通学路が安全であること

  • 道路幅が広い
  • 信号や横断歩道、ガードレールが整備されている
  • 自動車の抜け道になっていないか
  • ある程度の人通りがある

周辺環境が整っていること

  • スーパーが徒歩や自転車で行ける距離にある
  • 病院(小児科)が近くにある
  • 子供が遊べる公園が近くにある
  • 朝、夜の時間帯は静かになる
  • 玄関を出てすぐ道路がない

上記の他にも、特に共働きの家庭で保育園や幼稚園に通う子供がいる場合、その地域の待機児童数がどれくらいいるのか、認可保育園だけでなく認可外保育園なども充実しているのかを確認することが大切です。